女子サッカー日本一を決める皇后杯でノジマステラ神奈川相模原が準優勝した。
創設6年目にして大舞台に挑んだ相模原は、今季リーグチャンピオンの日テレ・ベレーザに対して、DFラインを高く保って戦う姿勢を見せた。
しかし前半、相模原でサッカーを始めた元日本代表DF岩清水梓選手にDFラインの裏を縦パスでつかれて2失点。後半、相模原の菅野将晃GM兼監督はミッシェル・パオ選手を投入。相手陣内でのパスが繋がりシュートチャンスを作り出すも、パスカットからのカウンター攻撃を受けて失点。その後もキャプテン尾山沙希選手を中心に攻め続けたが、得点には至らなかった。
チーム最高位の準優勝。表彰式で選手は笑顔を見せていた。試合後、尾山選手は「ステラのひたむきさ、全力さは少しは見せられたと思う。サッカー人生をここで終えることができて本当に幸せ。ありがとうございました」と挨拶。
菅野監督は「前半は相手をリスペクトするあまり、思うようなサッカーができなかった。後半は押し込む展開も多く、できたことも多かったと感じている。我々は若いチーム。この経験を次のシーズンに生かし、一歩一歩着実に歩みを進めていきたい」と話す。