未収穫のまま放棄される有機野菜を生かそうというイベントが8月19日、相模湖周辺の農地で開かれる。主催は、地元まちづくり団体「つくつく地域振興会」。
農家が主に自己消費と地域内流通のために栽培した有機野菜は、収穫時の人手不足や販売ルートの制約などにより、例年3割程度が未収穫だという。この問題を解決するために同団体が初めて企画。「株ごと引っこ抜くこと」を条件に収穫した野菜を進呈(無料)する。
野菜は、パプリカ、ナス各種、シシトウガラシ、アマトウガラシ、万願寺とうがらしなど。「収穫時期が集中してしまって手が回らない。捨てるのはとても残念だった」と農家の押田忠久さん。「もったいないと思っていた。子ども食堂に呼びかけているが、参加者はまだ2組。ぜひ、お越しいただければ」とつくつく地域振興会の鶴来都さんと中村美智子さん。
参加申し込みは、「内郷農産物直売所 石老やまの駅」フェイスブックページへのメッセージで受け付ける。剪定ばさみ、草取りの道具、飲み物の持参が必要。