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淵野辺の隠れ家アートギャラリー3周年 現代美術メーンに展示

CRISPY EGG GALLERY

CRISPY EGG GALLERY

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 隠れ家アートギャラリー「CRISPY EGG GALLERY(クリスピーエッグギャラリー)」(相模原市中央区淵野辺3)が10月、オープン3周年を迎える。

路地奥のギャラリー

 表通りから所在が確認しずらく、「地元ではほぼ存在を知られてない」というギャラリーは飲食街の外れにある無接道で建て替えできない6畳一間の民家を転用。オーナーの石井弘和さんが不動産業のかたわら、アーティストとして活動しつつ、多摩美術大学で助手を務めた経験を生かして開設した。

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 「相模原周辺は美術大学があり、アーティストの知り合いが多いので、美術と関わり続けるために自宅近くを選んだ。作品はアートフェアでの取り引きが多いので立地は関係ない。好きな人は遠方から見に来てくれる」(石井さん)

 ギャラリーは自主企画展を中心に不定期に開く。現在は、笹田晋平さんの個展「Dance in the palace」を週末開催。笹田さんは油彩画を独学し、独自のスタイルを築いた。デビュー直後に2作品が「高橋コレクション」に収められたほか、第21回岡本太郎現代芸術賞に入選。代表作は、釈迦涅槃図の釈迦をシャケに置き換えた「シャケ涅槃図」。

 今回の展示作品は、17世紀を代表するフランスの画家ニコラ・プッサンの「西洋古典主義」に「皇居」と「アイドル」をかけ合わせた2点の油彩のほか計6点。制作に使った資料を無造作に配置し、作品の読み解きを促す展示構成。

 笹田さんは展示期間中、同ギャラリーに滞在して制作を続ける。「展示する時間以外はここで悩みながら描き続けている。現代美術は『ナマモノ』だということを知っていただければ」(石井さん)

 営業時間は13時~18時。金曜・土曜・日曜のみ。入場無料。9月16日まで。