相模原の伝統行事「相模の大凧」が5月4日に始まった。初日は弱風と降雨のため、巨大凧揚げは明日へ持ち越しになった。
天保年間(1830年頃)から継承される同行事。「相模の大凧文化保存会」が、大凧作りと大凧揚げの技術を地域住民とともに受け継いでいる。8間凧(はちけんだこ)は14.5メートル四方、重さ950キロで、毎年揚げる凧の中では日本一の大きさを誇る。
相模川の河川敷の新戸会場には屋台が出店。鯉のぼりの下、大凧の展示や阿波踊りが披露されるなどして多くの人が楽しんだ。午前は晴天も微風のために凧は揚がらず。午後になって風は吹いたが雷雨となり、和紙で作られた8間凧は回収された。それでも1間凧と新元号「令和」の3間凧が大空に舞い上がると歓声が上がっていた。
同行事は明日も行われる。開催時間は10時~16時。大凧揚げは風の状況による。