伊勢丹相模原店で7月17日、ファイナルフェスタが始まった。9月30日の閉店まで、フェアや物産展、セールを予定する。
建物には「29年間のありがとう」の懸垂幕やディスプレーをあしらい、店舗入口には顔出し看板の記念撮影スポットを設置。同24日に始まったフェスタ第2弾では、食料品セールと1万円均一商品の売出しを実施。開店前から買い物客が並んでいた。
伊勢丹撤退後の建物利用については未定。地元商業者や相模原市は、建物を所有する三越伊勢丹ホールディングスに対し、店内通過する図書館や公園への歩行者動線の確保、公共施設につながるデッキの継続利用、まちの新たな顔となる商業施設などを求めている。
相模原店は1990年開店。1993年にA・B館を増床し、ピーク時(96年度)には売上高が377億円にまで拡大。その後、消費者の購買行動の変化などにより赤字が恒常化。A・B館は2016年に閉館し、跡地にマンションが建っている。お得意様サロンはボーノ相模大野内に開設されている。