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町田の体育館で「バケツ稲1000杯」収穫 施設課題を稲作で解決

噴水にバケツ稲を設置。体験会では、収穫しやすいように噴水の外に出している。

噴水にバケツ稲を設置。体験会では、収穫しやすいように噴水の外に出している。

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 町田市立総合体育館(町田市南成瀬5)で10月5日、バケツ稲の収穫体験が行われ、近隣の子どもたちが参加した。企画運営は、同体育館内で福祉レストランを営むNPO法人町田フレンズサポート。

参加者で記念撮影

 同体育館は東日本大震災後、省エネルギーのために噴水の稼働を停止。施設を巡る水路に汚泥がたまりやすくなるとともに、スケートボードなどによる外構の化粧石の破損、雑草の繁殖で景観が悪くなっていた。

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 バケツ稲作は、施設の修景と障害者の雇用創出が目的。バケツ1000杯分のスポンサーを募集。集まった350人が、コシヒカリとキヌヒカリ、酒米・五百万石の3種類を6月末に植えた。バケツ稲は水路や噴水部分を覆い隠すように設置した。

 子どもたちは同施設の職員の指導で、鎌による稲刈り、天日干しを体験。小学5年の女の子は「総合学習の稲刈りはハサミだった。初めて使う鎌は楽しい」と話す。

 同法人事務局長の坂野修一さんは「スタッフは半日かけてバケツ稲に水やりをしたり、台風では稲を見守り続けたりした。大変だったが、初の試みで収穫を迎えることができてうれしい。施設で働く障害者が近隣の方とコミュニケーションをとる機会にもなった」と笑顔を見せる。

 天日干しした米は今後、脱穀・精米し、おにぎりと米粉パンを作って試食するほか、酒米は醸して日本酒の試飲会を開く予定。使用したバケツはクロッカスを栽培し、収穫したサフランをレストランなどで使用するという。

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