町田の「犬の手作りごはん」専門店がネット通販開始-国産無添加

ケーキ屋やパン屋さんに間違われるという実店舗は白を基調にした明るい雰囲気。店舗面積約30坪のうち、約22坪が厨房。

ケーキ屋やパン屋さんに間違われるという実店舗は白を基調にした明るい雰囲気。店舗面積約30坪のうち、約22坪が厨房。

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 犬の手作りごはん専門店「愛犬厨房」(町田市森野6、TEL 042-722-8761)を運営するアイケン・ジェーピー(同)は10月15日、国産無添加ドッグフード専門のインターネット通販店「愛犬厨房のごはん屋さん」の運営を開始した。

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 「愛犬にきちんとした食事を与えたいと考える飼い主は多い。市販のドッグフードは種類が少なく、価格帯も狭い。手作りする場合、スーパーの食材だけで犬の食事を作るのは難しい。栄養バランスや犬が食べないといった悩みもあるようだ」と店主の荒木孝信さん。

 荒木さんは、体の弱い愛犬が市販のペットフードを食べなかった体験から、「犬が健康で元気になる食べ物を与えたいと思う人が多いのではないか」と考え、2001年に実店舗をオープンした。「犬と人の食事は別物ととらえる風潮があるが、生産者は犬専用の食材は作ってない。犬と人が食べるものは同じ。量販店では10キログラム=980円のドッグフードが売られているが、人が食べるものと考えたら、どんな食材が使われているのか不安になるだろう」(同)。

 同店の商品は、無農薬・有機肥料栽培の野菜や飼料や飼育環境にこだわりのある肉・魚類をクックフリーズなどの衛生的で栄養損失を最小限に留める方法で調理。食材で足りないミネラル分は人が食べられる素材で補給する。原材料は100%開示し、保存料や酸化防止剤、香料・着色料などの合成添加物は使用しない。

 エゾシカの赤身肉とレバーを使用した「ホームスタイル・ベーシック」(400グラム、2,310円)は体重5キロの犬の4~5回分の分量。「愛犬厨房では食事1回分の価格が1,000円前後の商品を扱っているが、毎食利用する方は少ない。当店では、いつも利用していただけるドライフードをメーン商品とした」(同)。そのほか、同店が加盟する「国産ペット自然食協会」メンバーが製造する商品を取り扱う。

 「手作りドッグフード販売は特殊なカテゴリーで商品情報が少ない。愛犬の『食』を真剣に考える飼い主のニーズに応えたい」と意気込みをみせる。

 実店舗「愛犬厨房」の営業時間は12時~17時。火曜・木曜定休。

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