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相模原でスーパーオープンスタジオ 作家100人超のアトリエを一斉公開

スタジオ風景《pimp studio》2017年

スタジオ風景《pimp studio》2017年

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 「国内最大級のアートの生産地」相模原で現在、アーティストの制作現場を紹介する「スーパーオープンスタジオ(以下、SOS)」が開かれている。

SOMETHINKSの展示

 複数の美術大学がある相模原市と町田市・八王子市の一部エリアは、卒業・修了したアーティストが倉庫や廃工場を改築したスタジオを構えて作品を制作している。それらのスタジオを一斉に公開する同企画は7年目。

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 今年は、「SOSを50年続ける」という目標を果たすため、20代の若手アーティスト3人をディレクターに加え、ゲストスタジオとしてエリア外から「RANZAN STUDIO」(埼玉県)が参加する。

 期間中、23軒の共同スタジオ・100人を超える作家の制作現場を一般公開。全体のインフォメーションを兼ねる「アートラボはしもと」と東京造形大学(八王子市)では関連企画「SOMETHINKS」を開催。参加スタジオから複数名のアーティストが企画を持ち寄り、12のプログラムを実施する。

 関連企画として、他地域で活動するアートセンターや美術施設などをスタジオに招く「スタジオステイ」、美術関係者が資金問題について話し合うシンポジウム、ワークショップ、スタジオを巡るバスツアーなどを予定する。

 アートラボはしもと「ラブ・バトル」展に参加し、自らのアトリエを開放するアーティストの内海仁さん(クンストハウス)は、「SOSが始まったことでアーティストのネットワークが広がり、以前は入居者募集に苦労していたアトリエの空きスペースがすぐに埋まる。人に見せることを意識して、アトリエを掃除するようになった(笑)」と話す。

 運営団体メンバーの久野真明さんは「若い世代へのバトンタッチは、今後50年に渡り、アーティストらしくこの活動を続けていくために、極めて重要な一手。初のゲストスタジオの取り組みによって、地域のネットワークであるのみならず、アーティスト同士の関係、世代など、より複層的なものとして可視化される」と説明する。

 開催時間は10時~18時。オープンのスケジュールは各スタジオによって異なる。水曜休館。観覧無料。11月4日まで。

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