町田の農村伝道神学校(町田市野津田町)で11月30日、地産地消・里山保全をテーマに据えたイベント「まちだ里のマルシェ」が開かれる。主催は、まちだ里のマルシェ実行委員会。
「いいものを作って届けたい」という作り手と、里山の自然環境や文化を子どもに伝える活動をする人が中心になって、地元の人との交流の場を作ることが目的。春に続き5度目の開催。出店者のコラボで新商品が生まれたり、地元企業と出店者とつなぐような機会が少しずつ増えているという。
当日は、緑に囲まれた広場を会場に、市内で新規就農した農家や小さな工房を営む焼き菓子店、明治初頭から続く市内の糀屋(こうじや)、出店者の野菜を使った弁当など約23組が出店。町田産の野菜を生地にトッピングしてドラム缶を加工したピザ窯で焼いたり、ヒツジにエサをあげたりする人気企画に加えて、羊毛糸紡ぎやオーガニックフラワーを使ったリース作りワークショップ、ライブ演奏も行う。
主催グループメンバーの増田久美子さんは「林に囲まれた広場の美しさが自慢。田舎でもあり都会でもある、この街ならではの休日を楽しんでいただければ。マルシェをきっかけとして、人的・経済的交流が増えたら嬉しい」と来場を呼びかける。
開催時間は10時~14時。少雨実施・荒天中止。入場無料。