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相模原市、ワイン特区に 農業の6次産業化を促進

相模原市内で栽培されている醸造ブドウ

相模原市内で栽培されている醸造ブドウ

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 相模原市は3月26日、構造改革特区制度による「さがみはらのめぐみワイン特区」に認定された。

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 市内生産の果実を原料とした果実酒とリキュールの年間最低生産量が、6キロリットルから果実酒=2キロリットル、リキュール=1キロリットルにそれぞれ引き下げられたことで事業者が参入しやすくなる。

 市は、新たな特産品としてブランド化し、農産物の付加価値を高めるとともに、果実の収穫体験や就農体験等を通した地域コミュニティーの形成により農業振興や観光振興に取り組む。

 市農政課の課長は「これまで市内で栽培したブドウは市外で醸造するしかなく、地産地消ができなかった。ブドウだけでなく、イチゴやブルーベリー、ユズなどの特産品がある。リキュール製造も含めて市内全域で取り組めるようにしたい」と話す。

 特区指定を受けて、市内で醸造ブドウ栽培を手掛ける「ケントクエステートワイナリー」(厚木市)の森山錬一さんは「県内初の特区認定でワイン作りのハードルが低くなる。ワイナリー設立に向けて動きを加速したい」と意気込みを見せる。

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