ノジマステラ神奈川相模原は5月29日、WEリーグのプレシーズンマッチで大宮アルディージャVENTUSと対戦し、0対1で敗れた。
9月に開幕するプロリーグの前哨戦で、ステラはこれまで3戦3敗。負傷者が多い中、攻撃陣を中心に若返りを図ったチームで試行錯誤を続ける。最終戦の相手は今年創設されたチームで、鮫島彩、阪口夢穂、有吉佐織といった日本代表選手を擁する。
試合は前半、ステラの連携ミスが目立ち、大宮に主導権を握られる。大宮は鮫島選手や仲田歩夢選手が左サイドでチャンスをつくり先制。ステラは積極的な飛び出しでピンチを凌いでいたGK池尻凪沙選手が23分、シュートブロック直後に相手選手と接触して退場。さらに脇阪麗奈選手も負傷退場する。
後半、ステラは4選手を一度に入れ替えると、守備と攻撃にリズムが生まれて、ショートカウンターからシュートに持ち込む場面が増える。終了間際、石田千尋選手が前線でボールを奪い、松本茉奈加選手のシュートで見せ場を作ったがGKに阻まれた。
試合後、ステラの北野誠監督は「今日は勝ちにいこうとしたところで、前半立て続けにアクシデントが起きてしまった。プレシーズンマッチの結果には重点を置いていない。開幕までの準備で選手はより成長して、もっとおもしろいサッカーができると思っている」などと話す。