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相模原で軍都展 「国内最大の町」誕生を振り返る

相模総合補給廠で見つかった軍用車のキャタピラー

相模総合補給廠で見つかった軍用車のキャタピラー

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 相模原市立博物館で現在、「軍都さがみはら展~国内最大の町誕生物語~」が開かれている。同博物館が軍都をテーマに据えて企画展を開くのは初めて。

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 旧日本陸軍施設の移転と建設、「軍都計画」といわれた土地区画整理事業を契機に1941(昭和16)年、2町(上溝、座間)と6村(相原、大野、大沢、田名、麻溝、新磯)が合併して誕生した相模原町。面積 108.71キロ平方メートルは当時、国内最大の町だった。

 同展は相模原町誕生80年を記念し、町の誕生から軍都計画が礎となった戦後の開発も含めて、約90点の資料で紹介する。展示資料は、相模総合補給廠で見つかった軍用車のキャタピラー、高座海軍工廠(座間市)で組み立てられた戦闘機「雷電」の外板の一部、陸軍施設の遺構写真など。B29爆撃機による大規模空襲を受けなかった理由についての考察も加える。

 同館学芸員の木村弘樹さんは「当時を知る人が少なくなってくる一方、軍都の歴史について知りたいという人が増えている。展示資料で興味を持ってもらえれば」と話す。展示解説の動画を8月上旬に配信予定。

 開館時間は9時30分~17時。入場無料。8月29日まで。※緊急事態宣言解除まで休館。

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