
杜のホールはしもと(緑区橋本3)で12月24日、杉原千畝の生涯を描いたオペラ「人道の桜」が上演される。
杉原千畝(1900-1986)は第二次世界大戦下のリトアニア日本領事館に赴任中、ナチス・ドイツの迫害から逃れてきたユダヤ人に大量のビザを発給。外務省からの訓令に反して多くの命を救い、「東洋のシンドラー」と異名を取る。
同オペラは千畝の生涯を再現しつつ、差別・戦争・ホロコーストなど負のシーンだけでなく、千畝の学生時代や難民を暖かく迎い入れた日本人の人情をコミカルに演出して、「人としての生き方」を表現。キャスティングには、初演から参加している町田市の男声合唱団「SAMURAI」も参加。全キャストが揃うラストシーンの全員合唱が「圧巻」の見どころ。
コロナ禍の舞台稽古は、広い場所の確保や換気、除菌徹底など、過去にないストレスもあったが、演出家の鳴海優一さんによる、新型コロナ感染症対策を十分に施した全く新しい演出を加えたという。
広報担当の橋本昌一さんは「物語のコアは史実に忠実でありながら芸術作品として感動的な演出展開は、毎回終幕と同時にスタンディングオベーションになる。このオペラを通して、戦争のない世界を作るために我々はどうしたらいいのか一緒に考えましょう。涙拭くハンカチをどうぞお忘れなきように」と話す。
開催時間は、昼の部=13時~、夜の部=17時~。料金は全席指定4,800円。