Fリーグ第9節、ペスカドーラ町田は名古屋オーシャンズに5対4で勝利した。観客数は902人。名古屋戦の勝利は準優勝した2017年シーズン以来。
コロナ禍での開催延期で、町田は中3日で名古屋との連戦。初戦は名古屋が終了間際にパワープレーで追い付いて引き分けている。
前日にホームで大阪と戦った名古屋と比べて、日程的に町田有利の状況だったが、名古屋は立ち上がりから攻勢をかけて一気に3点を奪う。町田のルイス・ベルナット監督はタイムアウトをとって選手を落ち着かせると、毛利元亮選手の反転からのクロスボールをファーサイドで倉科亮佑選手が合わせてネットを揺らす。さらに名古屋の累積ファールで得た第2PKを毛利選手が決める。レッドカードで1人少ない名古屋を攻め立てるも、得点には至らず2対3で試合を折り返す。
後半、ガブリエル ペネジオ選手やオリベイラ アルトゥール選手がピッチを離れ、前半のような勢いが薄れた名古屋に対し、町田が猛攻を仕掛けて髙橋裕大選手らのゴールで一気に逆転する。約7分間に及ぶ名古屋のパワープレーを1失点に抑えて町田が今年最後の試合を勝利で締めくくった。町田は3位。
試合後、ベルナット監督は「リードされても前向きに全力で戦うことができた。大きな糧になるうれしい勝利。名古屋に負けなかったことはクラブにとって大きい」と話す。金山友紀キャプテンは「前の対戦ではリードしながら追いつかれ、負けと同じくらいショックを受けた。立ち上がりは空回りする展開だったが、(リードされた状況で)試合をどうやってひっくり返すか、ベンチで日根野谷選手と話していた。こういう経験でチームは強くなる」と話す。
次のホームゲームは1月8日、フウガドールすみだと対戦する。