
J2リーグ第1節、FC町田ゼルビアはFC琉球と0対0で引き分けた。入場者数は2456人。
J1昇格に必要な設備が整い、あとは結果だけの今シーズン。小雨が降る肌寒いなかでのホーム開幕戦。スターティングメンバーは、昨シーズンの主力選手に唯一、大宮から移籍した翁長聖選手が加わり、左サイドバックに入る。新加入の宇野禅斗選手(青森山田)、特別指定選手の平河悠選手(山梨学院大在学中)が控えメンバーに名を連ねた。
試合は立ち上がり、町田がボールを保持して得点機をうかがう。琉球はセットプレーからチャンスを作るもGK福井光輝選手が好セーブ。その後は、ボールを激しく奪い合う強度の高い試合展開が続く。
シュートまで持ち込めなくなった町田は後半、鄭大世選手、ドゥドゥ選手といった攻撃の選手を投入。終盤はハイプレスからシュートチャンスを作ったが得点には至らなかった。
試合後、今季のキャプテンマークを付けた平戸太貴選手は「(選手に)固さがあった。いい形でボールを引き出せても選手の動きが噛み合わず、シュートまで持っていけなかった。もっと選手間でコミュニケーションをとって精度の高いプレーをできるようにやっていきたい」と振り返る。
ランコ ポポヴィッチ監督は「バックパスの選択が多く、前への推進力が出せなかった。もう少しの勇気が足りなかった。次の試合に向けていい準備をして、我々の良さを出せるようにしたい」と話す。
次のホームゲームは2月27日、今季昇格したいわてグルージャ盛岡と対戦する。