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相模原市のふるさと納税「返礼品」ランキング、高級キーボードが1位

本庁舎2階秘書課前ロビーに設置された返礼品展示コーナー

本庁舎2階秘書課前ロビーに設置された返礼品展示コーナー

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 相模原市は2月14日、ふるさと納税返礼品ランキングを発表した。

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 同市では、ふるさと納税(寄付)した市外在住者に市の特産品などを贈呈している。ふるさと納税サイトにラインアップされているアイテム数は2月18日時点で最多215点。

 2021年3月~12月集計のランキングで寄付金額・件数ともに1位は、「東プレコンピューターキーボード39種類」。寄付額は4万9,000円~11万8,000円で、合計1億5,934万3,000円(2423件)。

 寄付金額の2位は「株式会社日比谷花壇 ドームテントグランピングギフト券(6万円)」=寄付額20万円・寄附金額合計540万円(27件)。3位に「株式会社 紅豆杉 雲南紅豆杉エキス粒(90包)」=寄付額30万円・寄附金額合計210万円(7件)が続く。

 件数の2位は「相模原田名のおがわのたまごピンク卵(Lサイズ)」=寄付額5,000円・寄附金額合計65万円(130件)。3位は「さがみの夢ロゼワイン甘口」=寄付額5,000円・寄附金額合計58万円(116件)。

 東プレキーボードは2020年2月に寄付の受け付けをスタート。同社公式サイトの告知ですぐに反響があり、初月で200件超の申込みがあったという。総務省現況調査によると、同市ふるさと納税の2020年度実績は、ふるさと納税による寄付金歳入額=3億9,085万3,000円。個人市民税における寄付金税額控除額=16億6,749万1,000円。12億7,663万8,000円の「赤字」だ。集計期間が異なるものの、東プレのキーボードは寄付金歳入額の約半分を占めていると想定される。

 同市観光・シティプロモーション課の担当者は「本市には高い技術力を持つ企業が集積しており、東プレキーボードのような、高い技術力を生かした高付加価値のある製品が市内で作られていることは、シビックプライドの醸成にも繋がる」と期待を寄せる。

 本庁舎内で現在、返礼品34点を展示中。返礼品展示コーナー設置は今回が初めて。担当者は「肉や果物などの一次産業の製品以外にも、トライアル発注制度の認定製品や、スイーツフェスティバル入賞製品などの市事業関連返礼品、がん検診(PET検診)、マンホールコースター、3daysライフカプセル、音楽教室のオンラインレッスンなど他市にはない、相模原市独自の魅力を発信する様々な品を揃えている。今回の取り組みのような返礼品のPRにも力を入れていきたい」と話す。

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