総務省「多様な広域連携促進事業」に5月11日、相模原市・町田市・八王子市の提案が選定された。
3市は今年度、持続可能な行政体制の確保、公共施設の共同管理や再編、産官学連携体制の構築などに向けた多様な広域連携の検討を行う。
3市の合計人口は173万5927人で、熊本県(全国23位)とほぼ同じ。合計面積は586.84平方キロメートル。生活圏・経済圏を深く共有する3市はこれまでも、県境を超えた都市間交流の促進を図るため、連携事業を実施している。今回の国の支援を受け、連携の取り組みを一層推進する。
同事業は、人口減少・少子高齢社会において、様々な資源制約が顕在化し、住民ニーズや地域課題が多様化・複雑化する中、地方公共団体が人々の暮らしを支える行政サービスを、持続可能な形で効果的・効率的に提供していくため、地方公共団体間の多様な広域連携を促進することが目的。具体的な取り組み例として、市区町村間の利害調整を伴う計画の共同策定、夜間急病センターの共同設置、専門人材の共同確保などがある。