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相模原市の文化施設「アートラボはしもと」、総合住宅展示場と併設へ

優先交渉権者の整備イメージ。アートラボの周囲にモデルハウスを配置。大山町ゆうひ公園側に開かれた配置で、アリオ橋本からアプローチしやすくなっている。

優先交渉権者の整備イメージ。アートラボの周囲にモデルハウスを配置。大山町ゆうひ公園側に開かれた配置で、アリオ橋本からアプローチしやすくなっている。

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 相模原市は7月4日、アート活動拠点「アートラボはしもと」を再整備する優先交渉権者として、住宅展示場の企画運営管理などを手掛けるファジー・アド・オフィス(新宿区)を選定したと公表した。

旧アートラボはしもと

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 アートラボは2012年、民間から寄贈されたマンションギャラリーをそのまま活用し、近隣の美術系大学やアトリエとともにユニークな活動を行っている。近年は設備などの老朽化が著しく、同地での建て替えを検討していた。

 施設の再生整備にあたっては、財政負担の軽減を目的として「官民合築方式」を採用。隣接する大山町ゆうひ公園を含めてアートラボと民間施設が併設する複合施設を整備する民間事業者を公募。2者の応募があった。

 採用された企画は、アートラボの周囲に住宅展示場を配置する案。これまでにアートラボが取り組んできた、ひとづくりやものづくり、まちづくりを継承するとともに、遊びを通じて、暮らしの中で自然とアートを体現できるモデルハウスやライフスタイルを発信する「アソビノアトリエ」をコンセプトに据える。

 アートラボと連携して、モデルハウス内での美術作品展示、アートを通じた子ども部屋コーディネート、親子向けステージショーやワークショップの開催、子育てママによるカルチャースタジオの運営なども手掛けるという。

 借地期間は20年。今後、市は優先交渉権者と協議して協定などを締結。アートラボの内装設計の公募型プロポーザルを実施する予定。市は2025年度中のオープンを目指すが、事業者との調整によって前後する可能性があるという。

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