新成人をお祝いする「相模原市はたちのつどい」が1月9日、市内3カ所で開かれた。
コロナ禍での3回目の成人式。会場内の密集を防ぐため、南区は4部制、緑区と中央区は5部制で行うとともに、式典の一部をオンラインで配信した。
2023年の市内の新成人は6935人。南区は6人の新成人が実行委員として6月から準備に着手。当日は司会に加え、アトラクション企画「恩師(中学校の先生)からのメッセージ」ではクイズで参加者の笑いを誘いつつ、計30分のコンパクトな式典を円滑に進めた。
実行委員長の木村優志さんは「中学校の先生の話を記録するために市中を駆け回った。昨晩の月1回の会議は、これまでの活動をみんなで振り返り、胸がいっぱいで涙が出そうになった」と話し、式典を迎えられたことを喜ぶ。「今回のボランティア活動を機に、前に出て自分を磨いていけるような成人になりたい」とも。
南区会場の第3部に登壇した本村賢太郎市長は、相模原市の魅力をアピールしつつ、「次世代につなぐ相模原をつくっていくために、前例踏襲型ではなく、20歳のみなさんの発想や考え方を学んでいきたい。市長室はいつもオープンにしているので、来てほしい」と呼び掛けた。