ボルダリングジム「ボルダリングパークPOPROCK（ポップロック）」が1月6日、相模大野駅前のインターネットカフェ「DiCE（ダイス）相模大野モアーズ店」内（相模原市南区相模大野3）にオープンした。両店とも運営はエンターテインメント事業などを手がけるシティコミュニケーションズ（横浜市）。

　同社初のボルダリングジム運営。店舗面積は200平方メートル。船山俊貴サブマネジャーは「コロナ禍でインターネットカフェの売り上げが減少した。当店の天井高を生かせる業態としてボルダリングに着目した」と説明する。背景には、ボルダリング競技がオリンピック正式種目になって、日本人選手が活躍していることもあったという。

　ジムは、インターネットカフェの店内約半分を改装。相模大野にはファミリー層が多いことから店のコンセプトを「こどもから大人まで幅広い世代が楽しく登れる」に据えたという。主なターゲットは子どもやカジュアルユーザー。7面あるクライミングウオールの高さは3.5メートルで初心者から上級者まで対応する。ロッカールームや足洗い場も備える。

　インターネットとボルダリングジムの利用を受け付けるカウンターは共通で24時間営業。ジム利用者は、インターネットカフェのドリンク・ソフトクリームが食べ放題、コミック・雑誌が読み放題になる。一般的なボルダリングジムが一日通しの利用料金を設定しているのに対して、同店はインターネットカフェのシステムを活用した時間制料金を設定する。「ボルダリング初心者が利用しやすいシステム」と船山サブマネジャー。「ボルダリングスクールを開く予定。多店舗展開を目指す」とも。

　利用料金は、1時間＝1,000円～、8時間＝2,400円～。学生と未就学児は200円を割り引く。付き添い料金は終日500円（コミック・雑誌読み放題付き）。初回登録料＝1,000円。シューズとチョークは有料で貸し出す。