![1ゴール1アシストの松澤選手 ©S.C.SAGAMIHARA](https://images.keizai.biz/machida_keizai/headline/1677982238_photo.jpg)
J3リーグ開幕戦、SC相模原はガイナーレ鳥取に2対3で敗れた。入場者数は3398人。
新加入9人が先発メンバーに名を連ねた戸田和幸監督の初陣。序盤、相模原のプレーにかたさが見られ、鳥取に押し込まれる展開からセットプレーと自陣ゴール前の混戦で2失点。それでも相模原は、栗原 イブラヒム ジュニア選手がフィジカルの強さで攻撃を跳ね返すと、吉武莉央選手のロングパスや橋本陸選手のオーバーラップから好機をつくりだし、敵陣に迫る場面が増える。
後半は相模原がペースを握ると、藤沼拓夢選手の左クロスからのルーズボールを松澤彰選手が押し込む。さらに松澤選手のスルーパスを受けた藤沼選手がディフェンダー2人を抜き去り、GKをかわして、無人のゴールに蹴り込んで同点。スタンドが湧き上がる。
その後も相模原は、相手ディフェンスの背後を狙って攻撃を仕掛け、セカンドボールを奪い、敵陣で試合を進める。しかし、アディショナルタイムにカウンターから失点。惜しくも勝ち点3を逃したが、序盤の劣勢を立て直し、最後まで勝利に向かう選手の姿にスタンドから大きな拍手が贈られた。
試合後、戸田監督は「ゲームをコントロールすることより、相手の背後を取ることとゴールを目指してアクションを起こすことを考えている。そのなかで技術的なズレから局面が入れ替わってしまうことはある。それでも続けることが、チームと個人が成長して前に進むために一番」と前を向く。
次のホームゲームは3月12日、ニッパツ三ツ沢球技場で福島ユナイテッドFCと対戦する。