小田急町田駅近くに3月20日、町田野菜と鮮魚バル「根カラウロコ」(町田市原町田6)がオープンした。
6年間営業した町田産野菜を使うビストロ「マチダイナー」からの業態転換。テナントの契約更新を機に近くの路面店へ移転。合わせて、ひとり客でも入りやすく、日常的に来店できるように、少量の料理を提供するバル形式にした。
店名は、コロナ禍での鬱屈(うっくつ)とした気持ちが食事で晴れるようにという願いと、町田産の野菜と釣り魚を含む鮮魚を中心としたメニュー構成から決めたという。
店舗面積は約16坪、席数は30席。コの字型のカウンター席を囲むようにテーブル席を配置する。インテリアは前店と同様、木材や鉄、コンクリートなどの素材感を生かし、無骨な雰囲気に仕上げた。
主なメニューは、自家製漬物(300円)、町田産春キャベツとしらすのサラダ(350円)、桜鯛の刺し身(580円)、炙りしめ鯖(380円)、町田産菊芋と芽キャベツの素揚げ(580円)、和牛ハンバーグ(350円)、新玉ねぎのピザ(780円)など。ドリンクは、クラフトビールやグラスワイン、ハイボール、カクテルなどを取りそろえる。客単価は3,000円。
前店の閉店からオープンまで1カ月。共同経営者の1人、神戸信樹さんは「コロナ禍で感じたことだが、長く店を閉めていると、客にとって来店の優先順位が下がってしまう。早くオープンして、営業しながらオペレーションなどを整えていく。初めての人は入店しにくいかもしれないが、ご了承願いたい。ゆくゆくは1人で来店しても、知り合いがいるような店にしたい」と話す。
営業時間は平日=16時~24時(土曜・日曜・祝日は昼頃に開店予定)。