社会人アメリカンフットボール「パールボウル」準決勝が5月28日、富士通スタジアム川崎(川崎市川崎区)で行われ、ノジマ相模原ライズ(以下、ライズ)は富士通フロンティアーズ(以下、フロンティアーズ)に16対13で勝利した。
フロンティアーズは昨季を含め日本一に7度輝いた実績を持つ。同チームに対し、これまでにライズは2017(平成29)年5月に行われたパールボウル準々決勝で1勝したのみ。
先制したのはフロンティアーズ。第1クオーターにフィールドゴール2本を決めてリードする。そこからライズのディフェンス陣が奮闘。パスインターセプト4本、クオーターバックサック2本を決め、タックル・フォー・ロス8回(27ヤード)を記録するなどその後のフロンティアーズの加点をタッチダウン(TD)1回に抑える。
オフェンス陣もランプレーでヤードを稼ぎ、QBカート・パランデック選手がパスを通して前進。ランニングバック(RB)吉澤祥選手がTD1回、パンター竹内空選手がフィールドゴール3本とTD後のフィールドゴールを決めて得点。エースQB高木翼選手、2022年度XリーグMVPのRB トラショーン・ニクソン選手を欠くフロンティアーズを封じた。
試合後、城ヶ滝一朗ヘッドコーチは「かなりうれしい。チームが一つになって、1ヤードにこだわっていけば勝利につながることを実感できた」と興奮冷めやらぬ様子で話す。「6月24日にotonari福岡SUNS と相模原ギオンスタジアムでのホームゲームを予定しているので、いつもサポートしてくださっている地元の方々に日本一になって、『相模原から日本一』を報告できれば」と意気込む。
決勝は6月18日、富士通スタジアム川崎で大会4連覇を目指すオービックシーガルズと対戦する。