ご当地プロレス団体「相原プロレス」が1月3日、市立相原小学校近くの町田街道沿い特設リングで第2回無料興行を開く。
相原プロレスは10月8日に旗揚げ。地元出身の競輪選手兼プロレスラーの川上真吾さんが「プロレスで人を呼んで、街を元気にしたい」と設立した。
川上さんは「リニア新幹線駅ができる隣の橋本駅周辺と比べて、相原駅周辺は昭和から変わっていないどころか、銀行やスーパーが撤退して危機感を持っている。競輪選手としてはピークアウトしつつあるので、次の道を地元で活動することにした」と思いを明かす。
競輪練習の一環として通っていた「プロレスリングHEAT-UP(ヒートアップ)」(川崎市)でのプロレスラー経験を生かし、自身の団体の旗揚げを決意。家族が経営する焼き鳥店の裏庭に学生プロレス団体のリングを移設した。
約200人が集まり盛況だったという旗揚げ試合は地元の祭「相原ふれあいフェスティバル」と同日に開催。川上さんは「シンゴ・相原」のリングネームで登場し、他団体に所属するプロレスラーが参戦。運営に当たっては、地元飲食店の経営者らの支援を得たほか、川上さんにプロレスの魅力を教えたという地元養鶏場主がレフェリーを務めた。
第2回以降は有料で開催する予定だったが、「無料でやってほしいと」と支援者から説得されたという。「こうなったら無料でやり続けたい」と川上さん。「祭りと別会場だったので前回は来られなかった人、正月に地元に帰ってくる人たちにも見てもらいたい」と来場を呼びかける。2024年は3カ月に1回のペースで開催予定だという。
試合は14時開始。飲食販売も予定する。