相模原で「スキスキ大スキ!カエル展」-100年カエル館学芸員トークも

「スキスキ大スキ!カエル展」ちらし

「スキスキ大スキ!カエル展」ちらし

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 カエルをテーマにした企画展「スキスキ大スキ!カエル展」が5月30日より、相模原市立博物館(相模原市高根3、TEL 042-750-8030)で開催される。

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 同展は、水環境と緑をつなぐ存在としてカエルをクローズアップし、古来培われてきた人間とカエルのかかわりを見つめ、身近な自然環境への関心を高めるのが目的。

 カエルは、古くから擬人化され、物語や工芸品のモチーフなどさまざまな形態によって親しまれてきた。一方で、近年は水辺環境の変化に伴い、絶滅の危機が迫っている。豊かな水環境と広大な山地を有する相模原市は、カエルをはじめとした野生生物の宝庫だが、その豊かさや重要性、環境の変化が十分には認識されていないという。

 展示内容は、相模原市在住の動物写真家・松橋利光氏さんと女子美術大学学生のコラボレーション作品などを展示する「カエル百面相」、100年カエル館(福島県喜多方市)がコレクションする音楽、スポーツ、経済などさまざまな分野に沿ったカエルグッズ約200点を展示し、人とカエルのかかわりを紹介する「カエ~ル大学のケロロジー講座」など。

 外来種の侵入、多自然川づくり、人工増殖、水田の冬季湛水などカエルの生息環境に関する現状の紹介や市域に分布する12種類のカエルの生体展示も行う。

 関連事業として、6月28日=詩人のアーサー・ビナードさんの講演会「トノサマガエルになる方法 ~日米の文学と環境をめぐって」、7月26日=松橋利光さんの講演会「かえるといっしょ ~写真でみる世界のかえる」、6月20日・8月22日=カエルタイムズ編集長で100年カエル館学芸員の高山ビッキさんのミュージアムトーク「カエ~ル大学のケロロジー講座」、7月29日・8月5日・8月26日=女子美術大学による「カエルワークショップ」などを開催する。

 開催時間は9時30分~17時。月曜休館(7月21日は開館、同22日休館)。入場無料。8月30日まで。

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