FC町田ゼルビア、4連勝で初の首位に-栃木ウーヴァFCに勝利

試合後のゼルビアの選手ら

試合後のゼルビアの選手ら

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 日本フットボールリーグ(JFL)前期第5節が4月11日、町田市立陸上競技場で行われ、FC町田ゼルビアは栃木ウーヴァFCに3対1(前半0対0)で勝利した。観客数は2,750人。

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 今季JFL初加入の栃木ウーヴァFCとの対戦は関東リーグ1部以来、約2年ぶり。最後の対戦では4対0と圧倒したが、ウーヴァはJ2の栃木SCなどから選手を補強。戦力を大幅に向上させている。

 試合は序盤から守りを固めるウーヴァに対し、ゼルビアは攻撃の糸口を見つけることができず、前半を0対0で終える。

 ハーフタイム、選手たちに「お前たちが目指しているものは何だ?」とげきを飛ばす相馬直樹監督。これが功を奏したのか、後半開始2分、DF斉藤広野選手のパスを受けたボランチの柳崎祥兵選手が右足でシュート、キーパーが弾いたボールを左足で押し込み先制。

 12分にはFW勝又慶典選手が左サイドのスペースにパスを送ると、FW木島良輔選手が高速ドリブルを敢行、相手DFをかわして中央に切れ込み、右足でシュート。追加点を挙げる。勢い付いたゼルビアは波状攻撃でウーヴァを圧倒するも得点には至らない。

 すると26分、ウーヴァはゴールキーパーのロングフィードをFW若林学選手がヘディングでつなぐと最後はFW石舘靖樹選手がシュートを決める。圧倒しながらの突然の失点に場内は静まり返る。

 息を吹き返したウーヴァに対し、ゼルビアは34分、FW勝又慶典選手がペナルティーエリア内でファールを受けると、木島選手がPKを決めて再度突き放す。攻撃の手を緩めない相馬監督は40分、MF星大輔選手に代えてFW山腰泰博選手を投入。相手陣内でプレーを展開し、3対1で勝利した。

 試合後、相馬監督は「前半はストレスがたまった。後半の得点でチームが落ち着いた。(単独首位について)順位のことは全く意識していないが、着実に一つずつ勝利を積み重ねているという事実には素直に手応えを感じている。目指すべきサッカーの方向性を選手全員が理解し、連動してプレーできる時間が徐々に増えている。(山腰選手投入について)せっかく見に来ていただいたお客さんに、たくさんのゴールを見せてあげたいという思いが強かった」と話す。

 今季初ゴールのキャプテン柳崎選手は「2点差から1失点したことは課題だが、それをまた突き放すことができたことは収穫だった」と振り返る。

 次のホームゲームは4月25日、松本山雅FCと対戦する。

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