家電量販店「ノジマ」(本社=横浜市西区)は2月1日、「なでしこリーグ」入りを目指す女子サッカーチームの立ち上げ記者会見を開いた。
チーム名は「ノジマステラ神奈川」。同社が目指す「デジタル一番星」にちなんで命名した。ホームタウンは神奈川県全域。「人・街・元気づくりへの貢献」をチームコンセプトとする。
練習場は、JR相模線の相武台下駅から徒歩10分の相模川沿い。面積は約2万平方メートル。ノジマ相模原ライズと共用する人工芝グラウンド1面のほか、クラブハウスと選手寮を建設し、夏ごろから使用する。
GM兼監督は、東京電力女子サッカー部マリーゼ元監督の菅野将晃さん。「Jクラブからもオファーがあったが、一からチームをつくることはめったにないチャンス」と引き受けた。
所属選手は14人。「コンパクトな陣容でスタートして、みんなでチームを作り上げていく」という。なでしこリーグ経験者はDF後藤麻衣香選手とMF坂本珠梨選手(共に伊賀FC)。選手の育成については、「相模原近辺は女子サッカーを育成してきた歴史がある。関係者の理解を得ながら、共に発展していけるような形で選手育成へと広げていければ」と説明する。
チームが所属するリーグは4日の神奈川県サッカー協会総会で入会が認められた後、決定する。「3部からのスタートが濃厚だが、大学や高校のトップチームから選手を獲得した。現在、チャレンジリーグ中位~下位くらいの実力がある」
なでしこリーグ参入には最短で2年かかる。菅野監督は「全日本女子サッカー選手権大会の県代表になり、チャレンジリーグ入れ替え戦で勝つ。2年目にチャレンジリーグ、3年目になでしこリーグで戦うことを目指したい」と意気込みを見せる。