世界各地に生息するエビやカニの生態や利用方法を紹介する企画展が11月20日より、相模川ふれあい科学館(相模原市中央区水郷田名1、TEL 042-762-2110)で開かれる。
ダーウィンが著書「種の起源」の中で、「ひとつに束ねる共通の特徴はない」というほど、形のバリエーションが豊富な甲殻類の代表、エビとカニ。海のエビ・カニ類だけでなく、川や湖で獲れるテナガエビやサワガニは身近なタンパク源が摂取できる食材として重宝されるだけでなく、最近は殻に含まれるキトサンという成分が、サプリメントや洗剤、衣料品などの製品にも利用されるなど、さまざま分野で注目されている。
同展では、陸上生活をする甲殻類の最大種ヤシガニをはじめ、カブトガニ、スベスベマンジュウガニ、セミエビ、オニテナガエビなど世界各地に生息するエビやカニの生体展示を中心に、生態や利用方法、外来種問題などのトピックスを紹介。
期間中は、生き物と直接ふれあえる「ふれあいワゴン」や、飼育員による裏話が満載の「ミニトーク」をはじめ、週末には関連ワークショップなど、「エビやカニをまるごと学べる」イベントも予定する。
開催時間は9時30分~16時30分。入館料は高校生以上=300円、小・中学生=100円、65歳以上=150円、幼児は無料。月曜休館(祝日の場合は開館)、冬休み期間(年末年始含む)は無休。1月18日まで。