女子サッカー「プレナスなでしこリーグ2部」の開幕戦が3月28日、相模原ギオンスタジアムで行われ、ノジマステラ神奈川相模原がJAPANサッカーカレッジレディース(JSCL)に2対0で勝利した。観客数は784人。
今シーズン優勝を目指し、川島はるな選手や田中陽子選手など1部リーグ所属の選手ら6人を獲得。そのうち5人が先発メンバーに名を連ねたノジマは中盤を支配するも、JSCLは組織的な守備で応戦。個人技に勝るノジマの選手に自由なプレーを許さない。それでも前半35分、新加入のFW権野貴子選手が川島選手からのパスをフリーで押し込み先制。後半64分には田中選手がゴールキーパーの腕を弾く強烈なシュートを決めて開幕戦を白星で飾った。
なでしこジャパンの次世代エースとして期待される田中選手の2部移籍後初めての公式戦とあって大勢の報道陣が集まった。「(試合に出るのは)1部も2部も変わらない」と田中選手。「得点できたのは良かったが、力を出し切ることはできなかった。チームで勝つために自分が何をすべきか、選手の連動性に伸びしろを感じている」とも。
菅野将晃GM兼監督は「勝利したが内容的には満足していない。中盤の3人(川島、田中、吉見夏稀)は2部ではストロングポイントだが、相手が必死に守ると潰される。その厳しさを学ばせてもらった」と振り返った。