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SC相模原、松本山雅に初勝利 後半AT劇的逆転

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 J3リーグ第18節が6月22日、相模原ギオンスタジアム(相模原市南区下溝)で行われ、SC相模原は松本山雅FCに3対2で勝利した。入場者数は5377人。

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 戸田和幸監督の電撃解任から中3日で迎えた試合。ヘッドコーチだった「ミスター・モンテディオ」高橋健二さんが暫定的に指揮を執った。

 「(監督解任は)サッカーでは起こりうること。『やってやろう』と意気込む選手、不安に思う選手、いろいろだと思うが、シンプルにゲームに臨むようにした。戦い方は戸田監督から大きくは変えていない」(高橋監督)

 同じ緑のチームカラーで未勝利の難敵、松本を迎えての一戦。相模原は前半に風下を選び、「後半勝負のゲームプラン」で臨んだという。「前半は瀬沼優司選手で試合を作りたいと意図したが、選手たちは気持ちほど思ったように体は動かないだろうとみていた。前半の1失点は想定していたが、2点目は余計だった」(高橋監督)

 試合は前半、松本が攻勢を掛けて左サイドから数多くチャンスをつくり、2点を先取。今季最多の入場者を記録した相模原側のスタンドが静まり返る。

 後半は一転して相模原のペース。51分、ロングスローの短いクリアボールを伊藤恵亮選手が豪快なボレーで叩き込む。さらに5分後、伊藤選手のスルーパスに抜け出した牧山晃政選手が相手ディフェンダーに競り勝って右足を振り抜く。試合を降り出しに戻す一撃に、大きなどよめきが湧き上がる。

 その後も、相模原が圧力をかけてチャンスをつくるも決めきることができずに迎えたアディショナルタイム。コーナーキックのこぼれ球を伊藤選手が蹴り込むと、ボールは相手選手に当たりながらも、ゴールに吸い込まれる。最後はGK三浦基瑛選手がファインセーブを連発して試合を締めくくった。

 試合後、高橋監督は「このスタジアムで雰囲気を作ってくれたサポーターに感謝したい。最後のゴールはみんなの力で押し込んだと思う。大きな3ポイントだが、なにかを決定する試合ではない。気持ちの部分はみんな出ていたと思うが、技術的な部分で伸びるものはあるので、しっかりとやっていきたい」と淡々とした様子で話す。

 次のホームゲームは7月13日、アスルクラロ沼津と対戦する。

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