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新百合ヶ丘で「忠臣蔵フェア」-演劇、無声映画、古典芸能で魅力に迫る

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 演劇や無声映画などで「忠臣蔵」の魅力に迫る企画が12月9日~12日、川崎市アートセンター(川崎市麻生区万福寺6)で開催される。

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 忠臣蔵は、歌舞伎や演劇、映画の分野で「赤穂事件」(1701年)を題材にとった創作作品の総称。当時、政府の出来事をそのままニュースとして扱うことが禁止されていたため、さまざまなバリエーションの物語が流通。時代設定の異なる作品、民衆受けする部分を取り上げた作品、ラブストーリーが付け加えられた作品などが250年以上にわたって語り継がれてきた。

 同企画は、「誤意訳」というスタイルで海外戯曲に取り組んでいる演出家の中野成樹さんと翻訳家・ドラマトゥルクの長島確さんがプロデュース。演劇、無声映画、古典芸能、講演会、コンテストなどで「百貨店の物産展のように忠臣蔵のおいしいところを寄せ集めて魅力に討ち入る」という。

 参加アーティストは、国本武春さん(浪曲)、澤登翠さん(弁士)、魂刀流志伎会(殺陣)、Tokyo Luft Ensemble(金管五重奏)、A.C.O.A.、ロロ(演劇)など。

 中野さんは「公開勉強会『忠臣蔵(と)のこと』を去年開催したところ、みんながこだわりの『My忠臣蔵』を持っていることに気が付いた。本公演では、僕一人の『My忠臣蔵』を気持ちよく熱唱してもきっとそれは忠臣蔵の魅力を発揮させることには全くならないので、お芝居あり、映画あり、講演あり、コンテストありのフェアにした」と話す。

 料金は、1日券(平日)=3,000円、1日券(土日)=3,500円、4日通し券=8,000円、無声映画単独券=2,000円。忠臣蔵に関する自由な表現を競う「忠臣蔵コンテスト」の参加申し込みは12月5日まで。

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