遅くなりましたが。
新年あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
今年は酉年なので、コケてもケッコウと思い果敢にチャレンジしていこうと思います。
トリあえずは。
今年は元日から生放送がありまして、なかなかハードな年明けでした。
で、寒中水泳大会。5年連続での参加です。
元日は暖かかったですよね。水も温くて。5年目ですから、今年は記憶残るべく、力強いクロールで新春の相模川を泳ぐことができ、5番手くらいで泳ぎ切りました。今年はいいことがありそうです。
「あいかわらず、体を張って取材しているね」と、地元の方から。
こういわれると、来年も泳がなくてはいけません・・・。
来年は背泳ぎで泳げるように、グリーンプールへ通います。
余談ですが、寒中水泳の参加賞は毎年「水色のノート」なんです。
ちゃんと寒中水泳大会って書いてあります。翌日1月2日からは、箱根駅伝。
今回も青学、でしたね。
憎いくらい、強かったです。
地元の大学の活躍は心が躍りますね。渕野辺が躍りますね、今年も。
当然、今回の「箱根駅伝」も取材しました。
僕の番組取材でいう「網を張る」取材です。
「箱根駅伝」ほどの大きなイベントとなると、大手のメディアも盛んに放送します。
レースの展望や全国的な注目選手などはそちらにお任せして。
太刀打ちもできませんしね
僕らのような小さな地元メディアは、その隙間を縫うような企画を練ります。
特に僕の番組は「地元密着」なので。やはり、「地元」をキーワードにした取材を。
まず、箱根駅伝の名簿を手に入れる。
予選会からです。予選会にも地元の大学が参加しています。今年の箱根駅伝の予選会に関しては桜美林大学を取材しました。
本選出場大学が決まると。
まずは「相模原、町田、愛川町から近い大学か」どうか。
この地域から遠くなればなるほど「地元感」が薄れていきます。
気を付けなくてはいけないのは、「陸上競技部があるキャンパス」です。
例えば、青山学院大学は「青山キャンパス」と「相模原キャンパス」があります。
選手のほとんどが「青山キャンパス」に通うのに、陸上部の練習場所は「相模原キャンパス」です。このようにキャンパスが2つ以上ある場合は、どのキャンパスで陸上部競技部が練習をしているか把握していないと、「練習場で取材」といわれたときに思いの外遠くに行かなくてはいけない時があります。
「陸上部の寮」もですね。
取材のお願いをした時に「練習場か寮で取材を受けます」という答えが多いです。意外と「練習場」と「寮」が遠いんですよ。青学だって相模原キャンパスでが「練習場」ですけど、「寮」は町田ですからね。中央大学や國學院大學、国士舘大学も「練習場」と「寮」がちょっと離れています。
「近い」というのは、僕の取材移動効率の良さにも影響します。
地元から近い・「地元率」の高い大学をピックアップした後、
箱根駅伝名簿で確認することはもう一つ。
選手の「出身高校」です。
さすがに出身地は出ていても都道府県までです。その下の市町村までは書いていないですね。だから、地元選手かどうかは「出身高校」で判断します。
21チーム200人以上がエントリーする箱根駅伝。
狙いを定めて有名選手や大学を「釣る」取材ではなく、地元基準という「網を投げて」網に残った選手や大学を取材するので「網を張る」取材と呼んでいます。
オリンピックや高校総体、国際大会なども同じように、「地元基準」で取材する選手や団体を絞り込んでいきます。
で、今回の箱根駅伝、「網」に残ったのは。
大学は町田市の多摩キャンパスで練習する法政大学と相模原市の淵野辺キャンパスで練習する青山学院大学。
選手は相模原の高校出身者が国士舘大学に2名(三田選手<光明相模原卒業>、辻田選手<橋本高校卒業>)、拓殖大学に1名(苅田選手<光明相模原卒業>)。青山学院大学も相模原キャンパスに通う4人の選手(林選手、松田選手、池田選手、村井選手)に絞ります。
そして、順に取材申請。取材は箱根駅伝エントリー締め切りとなる12月10日以降となるので短い期間です。法政大学は壮行会で、青山学院大学は合同記者会見で取材。国士舘大学の2人も取材できました。拓殖大学は間に合わなくて、無念。
青山学院大学のぶっちぎりが目立った箱根駅伝。
相模原にある青山学院大学の活躍はうれしいです。
でも、もっと細かく見れば選手1人1人にドラマがあります。
地元、大学、走れなかったチームメイト、自分の将来。
様々なものを背負って箱根路を走ります。
地元というフィルターを通すともっと違ったものが見えてきます。
拓殖大学の7区を走った苅田選手は光明相模原出身。その苅田選手のプロフィール欄には、同じ光明相模原出身の国士舘大学の三田選手の名前が。同級生ですね。ライバルでしょう。
国士舘大学の三田選手、辻田選手の2人は今回は走りませんでしたが、来年は必ず箱根を走ってくれるでしょう。だって、取材で「相模原愛5、大学愛5で走ります!」て言ってくれたんだから。
青山学院大学の相模原キャンパスに村井選手は僕の一番印象に残る選手です。3年次は6区で快走、4年次は肺に穴が開いて、いろいろあっての今年の4年次は合同記者会見で大爆笑をかっさらいました。今回の箱根路を走ることはありませんでしたが、普通に話していても男気とサービス精神のあふれる選手です。青学の強さはこういう明るさだろうな、と感じさせてくれます。同じ相模原キャンパスに通う4区を走った松田選手の「相模原キャンパスは青山キャンパスに比べて美人が少ない」というセリフは「迷言」として放送しました。箱根駅伝は終わりました。
この余熱は、もうしばらく続きますね。
今度は、僕が後日談取材で走り回る番です。
久しぶりのシード権を獲得した法政大学。
往路でかき回した拓殖大学。
三冠三連覇を達成した王者・青山学院大学。
彼らは「箱根」で何を見たのか?
僕の箱根駅伝はまだ「復路」に入ったばっかりです。