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エリア特集2017-02-27

おおるりファームの有機栽培はつらいよ♪
#009 信じていたものに裏切られました

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有機栽培に取り組む日本の農家は0.4%と、ヨーロッパ(40%以上)に較べて圧倒的に少ない。町田市小山町で、遊休農地を活用した無農薬野菜の栽培に取り組む「おおるりファーム」の青木瑠璃さんが、日々の奮闘と収穫の喜びを伝える連載コラム。

#009 信じていたものに裏切られました

知りたくないかもしれませんが、ぜひこの機会に日本の農薬の現実について知っていただけたらと思います。知った上で選んでください。私は感情論で話しているわけでもなく、おどして有機野菜を売りつけようと思っているわけでもありません。こちらの世界で知ってしまった事実のみをお伝えしています。

私が農業を始める前、日本の野菜は100パーセント安全だろうと信じていました。それなのに、、、皆様も同じ思いで日本の野菜を食べていると思います。私は今、完全に裏切られた思いで一杯です。その理由は「ネオニコチノイド系農薬」、昔はなかった農薬です。

この農薬の何が問題なのかといいますと、第一には浸透性農薬を土にまくことにより、植物の体全体に農薬が入っているため、野菜をどんなに洗っても農薬が減ることがありません。
第二の問題点は、ネオニコチノイド系農薬は神経に毒性があるということです。現在問題になっているのはハチがいなくなった、養蜂崩壊症候群です。ハチがいなくなると、果物が食べられなくなります。ナッツも無理です、、

そうしているうちに、人間が神経毒に侵されます。農薬の使用量が多い国ほど発達障害の子どもの割合が多いのです。アトピー、がん、アルツハイマーとの関連性も少しづつですが解明されつつあります。だから、虫が多少いても寛容に、有機野菜を皆で食べられる社会にしたいのです。国という大きな組織は何かしら矛盾がありますし、自分で気づくしかありません。

ではなぜ、この農薬は人気があるのでしょう?

それは、労力と手間を削減できるからです。ネオニコチノイド系農薬は、従来の散布する農薬と違い水で薄める必要と重い噴霧器を持って作業する必要がなく、また、一度撒くと植物の体に浸透して長期間効くからです。労力と手間を削減することにより、より安価に野菜を販売することができます。

あと私の知っている限りで、皆ではないかもしれませんが大規模農家は出荷用の野菜と自分で食べる野菜を別の場所で作っています。当然自分で食べる野菜には農薬を使用しません。

最近の有機野菜に関する新しい出来事は、グリーンピースの署名を受けてイオンが自社農場での有機農産物の生産拡大を約束したことです。でも、私感ではオリンピックに向けてのパフォーマンスである可能性が高いと思っています。今のままでは日本の農産物は、オリンピックの選手村では使用できません※。イオン農場は選手村への農産物の提供を目指しているのではないかと思います。

突然ですが、最近3ヶ月以内に有機農産物を買った方はいますか?ちょっと高いけど美味しいレストランに行った、ちょっと高いけど美味しいお酒を買った方はいらっしゃいますか?

私を含めた人間という生き物は、自分に火の粉が降りかからない限り自分だけは大丈夫だと考える生き物です。ですので、私のお客様には末期がんになった、子供がひどいアトピーになった、そう言ったお客様が多いのです。そういう意味で、今後とも有機野菜がとても人気で倍の値段で売れるような社会にはならないと思います。

だったら、わざわざ伝えることはないでしょう、そういった意見もごもっともです。何十年後、ああ、おおるりファームとかいう人が有機野菜を食べろと言っていたけど、そうしておけばよかったなぁ。と思い出していただけたら本望です。そのために書いています。

ビール会の飲み友だったおじさまが、突然に有機野菜がいい、玄米を食べようと言っていたので、なんだかおかしいと思っていましたら、奥様が末期癌で昨年お亡くなりになりました。脅してないです、いつも事実のみをお伝えしています。野菜だけではなく、選ぶのはいつも自分です。

下記の文献以外にもたくさんの文献を読みました結果をここにお知らせしていますことをご了承ください。

ネオニコチノイド:http://actbeyond.trust.org/
発達障害:https://issuu.com/greenpeacejapan/

☆ご興味がある方は是非ごらんください!
☆アマゾンで出品始めました、おおるりファーム アマゾン で検索できます。糖尿病予防におすすめの菊芋の販売もしています。

※東京オリンピック・パラリンピックで選手らに提供される食材の調達基準にグローバルGAP、JGAPアドバンスが採用される予定。これによりオーガニック(有機)食材が優先的に使用される。

前回のコラム→#008 こんな野菜は要りません

【プロフィール】
都内では初となる農地あっせん事業(農地利用集積円滑化事業)が町田市で始まったことを機に、世田谷区からの移転を決意。農業研修を受け、それぞれイラストレーター、デザイナーから農業の道に飛び込んだ。農薬と化学肥料を使わずに野菜を育てることにこだわり、東京都が認める「エコ100」を取得している。ウェブサイト

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