![青山のギャラリーで原画展を開催した中垣さん](https://images.keizai.biz/machida_keizai/headline/1361159049_photo.jpg)
町田在住のイラストレーター中垣ゆたかさんが描いた絵本「ぎょうれつ」が2月、偕成社から出版された。
中垣さんは2005年よりフリーのイラストレーターとして雑誌・書籍・CDジャケットなどで活動。挿絵の仕事に「たくさんのふしぎ」(福音館書店)、「つぎ、なにをよむ? 1・2年生」(偕成社)などがある。町田在住の家族をメーンにした日刊4コマ漫画「町田家、あさって、しあさって。」は2000話を超えた。「ぎょうれつ」は初めての絵本。
絵本には、1場面あたり約500人が登場。行き先不明の行列は、日本だけでなく万里の長城やジャングル、砂漠、ハリウッド、南極のような空想の15カ所を巡り、クライマックスを迎える。「クライマックスのシーンを除き、同じ登場人物は登場しない。町田家の登場人物も紛れている。どこに描いたか定かではないけど(笑)」と中垣さん。
「食べ物かトイレという行列のイメージを変えてみたいと思った」と明かす。「子どもだけでなく、大人も楽しんでいただけるのでは」とも。
判型は27センチ×23センチ。ページ数は32ページ。初版発行部数は6000部。価格は1,260円。