法政大学多摩キャンパス（町田市相原町）で12月15日、市民企画のコンサート「第九のある音楽祭」が開催される。主催は「第九のある音楽祭を楽しむ会」。

　「クラシック音楽に身近に触れることのできる、音楽文化の広がりを生み出したい」と有志が企画。初開催となった昨年は500人以上の観客を集めた。今年は、ベートーベン「交響曲第9番 ニ短調『合唱付』」第四楽章「歓喜の歌」をメーンに、地元出身の詩人・八木重吉さんの詩にオリジナル曲を乗せた合唱、レーザーライト・ショー、ホルストの「惑星」など、クラシックや民族音楽を9章にわたって上演する。

　アートコーディネートと演出は、オペラ季節館（相原町）代表で昭和音楽大学教授の伊勢谷宣仁さんが協力。出演者は、映画「千と千尋の神隠し」の主題歌「いつも何度でも」で脚光を浴びた木村弓さん、谷桃子バレエ団、ガムラン演奏のランバンサリ、ベリーダンスの海老原美代子さんなど。

　「第九の合唱では、思い思いの衣装で『喜び』を表現する。全く歌えない状態から2～3カ月で舞台に立った人もいる。団員は随時受け付け中で、歌う楽しみを多くの方に体験していただきたい」と会長の守屋さん。

　チケットは全席自由2,000円。小・中学生は無料。問い合わせはオペラ季節館（TEL 042-774-1483）まで。