鶴見川沿い「不耕起栽培」田んぼで稲刈り体験-小学生ら130人参加

稲刈り後、東京農業大学学生の合いの手で稲を持って踊る参加者

稲刈り後、東京農業大学学生の合いの手で稲を持って踊る参加者

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 「大蔵の田んぼを育む会」が9月6日、鶴見川沿いの田んぼで稲刈りを実施した。参加者の小学生や保護者、教育関係者など約130人が、同会会員や東京農業大学学生のサポートを受けながら10アール(約300坪)の田んぼに実った米を3時間かけて手作業で刈り取った。

 同会は、自然あふれる貴重な田んぼを育み・守ることを目的に、小学校卒業生の保護者が中心となって結成。地元の農家から借りた30アールの水田で、米を不耕起(ふこうき)栽培で育てている。

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 不耕起栽培は、千葉県の農業技術指導者・岩澤信夫さんが提唱する自然農法。「田起こし」や「代掻き」など土を耕さず、冬の間に水を張ることで、土の中の生物が活動して土が肥えた状態になり、雑草が生えないため、肥料や除草剤など農薬が不要な田んぼになる。

 農薬を使用しない田んぼには、藻やプランクトンが大量に発生し、ドジョウやザリガニ、カエルなどの水生生物やカマキリ、イナゴ、トンボなどの昆虫、サギやカルガモ、カワセミなどの鳥類が集まってくる。参加した保護者の一人は「ここに来るとほっとする。住宅地開発で農地は減っているが、さまざまな生き物を見ることができる環境が残っているのがうれしい」と話す。

 稲刈りについて、同会広報担当の川井さんは「作業はかなり大変で1時間もやればヘトヘト。途中で飽きてカエルを捕まえ始める子もいた。子どもたちはだまされたと思って帰ったかもしれない(笑)。米を作ることがどんなに大変か理解してほしい」と話す。収穫した米は収量に応じて会員に配布する。年会費は1,000円。

 同会では9月13日9時から、子ども対象に田んぼの生き物観察会の実施も予定している。参加には事前申し込みが必要。

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