FC町田ゼルビアは12月4日、シーズン終了の報告で町田市長を表敬訪問した。
表敬訪問には、下川浩之社長、相馬直樹監督、李漢宰キャプテンらが参加。今シーズンの戦いを振り返るとともに、練習環境の整備で町田市長の協力を求めた。
J2リーグ2年目の成績は11勝14敗17分の16位、平均入場者数は4056人と昨シーズンを下回った。総得点53は昨年と同じだが、ホームで4勝10敗7分と勝ちきれない試合が多かった。
下川社長は「他チームにマークされて苦しんだが、選手の頑張りで残留できた。昨シーズン合わせて30得点の鈴木孝司と中村祐也がケガで出場できなかったが、後半の復帰を信じてシーズン中に選手を補強しなかった。2人が5点ずつ取ってくれていたら順位は変わっていたと思う。相馬直樹監督が来季も続投することが決まり、チームとしてありがたい」と説明。
相馬監督は「大敗しないチームになったが勝ち切ることができなかった。市民にスタジアムへ足を運んでもらえるよう、ホームでしっかり勝つために仕切り直したい」などと話し、サポートを求めた。李漢宰キャプテンら選手は人工芝の問題を訴えた。
石阪丈一市長は、「人工芝の問題は大きいと実感している。努力したい。来年はホームでもっと勝てるように頑張ってほしい」などと話した。
2020年のJ1昇格を目指す町田。J1ライセンスの取得には、町田市が計画策定中の1万5000人以上の観客席を備えるスタジアムのほか、専用もしくは優先的に使用できる天然芝のピッチ1面と隣接するクラブハウスなどが必要となる。