宇宙航空研究開発機構(JAXA)相模原キャンパス(相模原市中央区由野台3)に2月2日、宇宙科学探査交流棟がオープンした。
施設面積は約1100平方メートル。大空間を生かして、はやぶさ2実寸模型、イカロス原型モデル、探査ローバ実験モデル、M-Vロケット先端、観測ロケットの実寸模型、はやぶさ再突入カプセルの現物など展示するほか、オープンイノベーションハブの紹介や講演会などに利用する交流エリアを設ける。
一般公開に先駆けて開かれた式典には、JAXAの奥村直樹理事長、地元選挙区の国会議員、加山俊夫相模原市長、科学技術振興機構の濵口道成理事長らが出席。民間企業との共同研究・開発の促進、宇宙ビジネスへの展開、人材育成、観光資源としての活用などに期待を寄せた。
JAXA向かいの市立博物館ではオープン記念として、全天周映画「HAYABUSA2(リュウグウ版)」などを上映。観覧者に数量限定の交流棟オープン記念缶バッジを進呈するほか、オレンジスーツ着用の記念撮影コーナーを設置する。
開館時間は10時~17時30分。月曜・祝日の翌日に休館。入場無料。