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町田で漫画家・みつはしちかこさんの展覧会 「ハーイあっこです」原画など250点

町田市民文学館で現在、開催中のみつはしちかこ展。初日から多くの観覧者が訪れ、盛況だという。

町田市民文学館で現在、開催中のみつはしちかこ展。初日から多くの観覧者が訪れ、盛況だという。

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 町田市民文学館ことばらんど(町田市原町田4)で現在、漫画家・みつはしちかこさんの作品展「恋と、まんがと、青春と」が開かれている。

みつはしさんが描いた玉川学園の散歩マップ

 みつはしさんは1941(昭和16)年、茨城県生まれ。四コマ漫画「小さな恋のものがたり」で1962年、漫画家デビュー。雑誌「いつかどこかで」の責任編集を1975年より担当し、詩画や旅のスケッチ、エッセイなど多方面に才能を発揮。

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 1972年から37年間、家族とともに町田市玉川学園に暮らし、この間、代表作「ハーイあっこです」を発表。玉川学園コミュニティバスの車体デザインにも作品があしらわれている。詩画集、エッセイなど著書も多く、2015年、手塚治虫文化賞特別賞、日本漫画家協会賞文部科学大臣賞を受賞した。

 「人生なんでも『四コマ漫画』にすると、面白い」「自分が経験したことしか描けない」と語るみつはしさんは、自身の日常生活から得たエピソードを、個性豊かなキャラクターたちに語らせることで、時事や諷刺を主要なテーマにしてきた四コマ漫画の世界に新風を起こした。

 同展は、本年77歳を迎えたみつはしさんの、漫画家としての足跡を顕彰する市内初の本格的な展覧会。「ちびでちんちくりん」のチッチと、「学校一のっぽでハンサム」なサリーの初恋を描いた「小さな恋のものがたり」、子育てや家庭生活をテーマにした「ハーイあっこです」、自身の幼少期の体験をモチーフにした「草むらのちいちゃん」などの漫画作品や、編集を手掛けた雑誌「いつかどこかで」に発表されたイラストレーションや詩画、少女時代からたしなんできた俳句など約250点の資料で紹介。

 関連企画として、しりあがり寿×仲俣暁生記念対談「超私的四コマ漫画論」、トミヤマユキコ×中野純×大井夏代記念鼎談と茶話会「〈かわいい〉のその先に-70年代・80年代少女漫画序説」、みちはしちかこ×山崎園子「手を携えて半世紀-チッチとサリーの作り方」などを予定。

 チッチとサリーにちなみ、身長差30cm以上のペアの来館者にプレゼントを進呈するほか、併設の喫茶店でオリジナルメニューとして、ベルギーワッフルアイスブルーベリーソースとミルクティーの初恋セット(480円)、恋するレモンスカッシュ(330円)、ときめきクリームソーダ(430円)、チッチのおしるこ(600円)などを販売する。

 同文学館は28日、「文学館まつり」を開く。展覧会が無料になるほか、文学フリーマーケット、寄席や俳句などの言葉にまつわる企画、新鮮野菜の販売や模擬店などを展開する。

 開催時間は10時~17時。月曜・第2木曜休館(12月24日は開館)。観覧料は一般400円、大学生・65歳以上200円、高校生以下無料。12月24日まで。

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