ボーノ相模大野内のユニコムプラザさがみはら(相模原市南区相模大野3)で現在、写真展「記憶のスペクトル」が開かれている。
相模原市で2001年に始まった総合写真祭「フォトシティさがみはら」の歴代受賞作品から21点を展示する。「プロの部」の写真展は毎年、美術品の展示機能を備える相模原市民ギャラリー(中央区)で開かれてきた。南区では初開催で、ユニコムプラザさがみはらの「多目的スペース」を利用する。
出展者は、フォトジャーナリストとして戦火を生きる少女の成長を長年に渡り取材し続けている長倉洋海さん。貧しくもたくましく生きるインドの子どもたちを撮った鬼海弘雄さん。自死した妻と過ごした時の写真を発表する古屋誠一さん。
「それぞれが独自の題材や手法で作品を制作する一方で、どの作品も、記録を通じて、人間という存在、生きることの本質に迫ろうとしている。記録性という一筋の光が枝分かれして様々な色を放つ『スペクトル』のようでもある」と企画担当者。
開催時間は10時~18時。入場無料。3月10日まで。