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相模原の高齢化団地に居酒屋 商店街から移転開業

店主の石岡義和さん

店主の石岡義和さん

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 相模原の相武台団地に居酒屋「香ばしや」(相模原市南区相武台団地2、TEL 046-207-6283)が移転オープンして4ヵ月が経った。

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 同店は16年前、小田急相模原駅前の商店街に開業。店主の石岡義和さん(65歳)は親が経営する炉ばた焼き店「ひさご」で働いた後、のれん分けで店を構えた。家庭的な雰囲気とリーズナブルな創作料理が人気でリピーターが多かったという。

 建物の取り壊しで廃業したが、「ほかにやりたい仕事がない」と再起。空き店舗活用で高齢化が進む団地の再生を目指す神奈川県住宅供給公社のグリーンプロジェクトに選ばれ、約1年のブランクで店を開いた。店舗面積は1階と2階合わせて約45平方メートル。

 「若い頃と今、住んでいる団地なので状況は分かっている。客は多くないだろうが、ぎりぎりでも生活が成り立てばいいと考えた」と明かす。開店してみると思いのほか客が多く、ランチを予約制にするなど多忙だという。

 メニューは刺し身や焼き鳥、野菜や豆腐料理などで、カキフライ(890円)が人気。客単価は3,000円。「駅から離れた団地にグループで飲食できる店の需要があった。前店の客も来てくれる。団地の人たちの集いの場になれば」と笑顔で話す。

 営業時間は17時~22時。ランチは要予約。水曜定休。

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