町田発のオルタナティブロックバンド「LINGUA FRANCA(リンガフランカ)」が6月、ファーストアルバム「The Maze Of Spirit」を全国リリースした。
桜美林大学の音楽サークル仲間が2011年に結成した同バンド。現在のメンバーは、井田晃平さん(ボーカル)、長濱圭吾さん(ベース)、上原ニキタさん(ドラム)、サポートメンバーの青木りささん(ギター)の計4人。バンド名は「共通語」を意味するイタリア語。
これまでにデモシングル2枚とEP1枚をリリース。ロッキング・オン・ジャパン主催 「RO JACK2015」で上位30組に入賞するも、初代ギタリストが脱退し活動休止。結成9年目にしてようやく初のアルバム制作にこぎつけた。「納得できる曲を揃えるために時間がかかった」(上原さん)
収録は9曲。セッションから生まれるという沖縄出身リズム隊の変拍子と奇想天外な展開にあわせた、キャッチーなメロディーと英詞が特徴。「自信のある最高のアルバムに仕上がった。いろんな音楽を聞いて、飽きている人に聞いてもらいたい」とメンバーは口をそろえる。
ライブハウス「CLASSIX」(町田市原町田1)を拠点にライブ活動を展開。「町田は各地から人が集まってくるので、音楽ジャンルが混じり合いやすい。ロックに限らず、SIMI LABのようなヒップホップからも影響を受けている」と長濱さん。「当面の目標はフジロックへの出演。海外での演奏機会も増やし、驚きを与える音楽を作り続ける」とも。
同アルバムの価格は2,300円(税別)。タワーレコードなど全国のCDショップで販売する。