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相模原で多摩美出身ユニットの企画展 「モデルルームと橋本」テーマに

アーティスト・ユニット「風景のありか」メンバー

アーティスト・ユニット「風景のありか」メンバー

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 多摩美術大学出身のアーティスト・ユニット「風景のありか」による企画展「MODELROOMING×HASHIMOTATION(モデルルーミング×ハシモテイション)」が現在、アートラボはしもと(相模原市緑区大山町)で開かれている。

展示風景

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 メンバーは、村上佳苗、石原七生、上野和也、加藤真史の各氏。「制作においての素材やモチーフに向かう姿勢の泥臭さ」「自然や景観に出会い内面とやりとりをすることが制作の軸」という共通項で集まり、1年半の交流を経て初の企画展にたどり着いた。

 アートラボはしもとは元マンションギャラリー。橋本エリアで長く生活・活動している4人が、住居から見えてくる人々の理想や日々の暮らし、地域の風景などを作品化し、「家族のように」モデルルームの中に共存させることを試みたという。

 作品と橋本エリアとの関わりは、「橋本の辺境的なイメージが作品のモチーフになっている」(加藤さん)、「生まれ育った島の風景を描き続けている」(村上さん)のように、作者によって異なる。マンション2戸分の展示空間に、同ラボでのワークショップや公開制作による成果などを、アーティストが個別に配置。作者の異なる作品が、調和したり、介入したりしている。

 各メンバーは、「子育て経験者は、『子どもをコントロールできない』ことを知っている。この展示も似ているところがある」「モデルルームのなかで、アート作品が身近なものに変容しているはず」「第三者にとっては一見とっちらかって見えるかもしれないが、全体としては調和している」「価値観が揺らぐ体験をしてほしい」などと話す。

 開催時間は10時~17時。会期は、9月14日~16日、同21日~23日。入場無料。アーティストは会期中、会場に滞在する。

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