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相模原の住宅地にハード系パン店 ドイツ「職人」資格者が開業

対面販売する平片さん。全14種類から選び、売り切る分だけ焼く。

対面販売する平片さん。全14種類から選び、売り切る分だけ焼く。

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 相模原の住宅地にベーカリー「Kirschbaum(キルシュバウム)」(相模原市中央区千代田3)がオープンして半年が経った。営業日を10月より、週1日から3日に増やし、地域に少しづつ根づいている。

キルシュバウムのパン

 店主の平片さんは、「人生の転換期」で訪れたドイツのワーキングホリデーでパン作りに遭遇。帰国後はベーカリーで5年働き、再び渡独。パン職人の国家資格を取得し、ベルリンの店で6年間、経験を積んだ。約3年前に日本に戻り、レンタルキッチンでパン作りを続けたが、自宅近くで仕事をするために地元での開業を決めた。

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 立地は駅から離れているが、カレー店「ポカラ」やとんかつ「赤城」など人気店が集まる通りの路地裏。元は居酒屋だったスケルトンを「ミニマルな雰囲気」に改装した。店舗面積は約30平方メートル。「さくらんぼが好き」という理由で店名を、ドイツ語の「桜の木」とした。

 当初は週1日の営業で、別の仕事と掛け持ちしていたという。「ハード系のパンがそんなに売れるわけがないと思っていた(笑)。今月からパン職人に専念している」と平片さん。SNSのみの告知で、口コミでほとんどが女性客と話す。

 提供するパンは、ドイツに限らずヨーロッパ各地で食べられている「食事パン」。材料は、全粒粉・ライ麦・キタノカオリを配合を変えてミックスした3種類の粉、水、塩、継ぎ足した自家製の天然酵母。低温発酵で一晩寝かしてから焼く。価格は200円~400円程度。カボチャの種、クルミ、イチジクなどを加えたパン、ヴィーガンケーキも日替わりで提供する。

 「皮はパリッと固く、中はジュワとしたパンが理想で日々、追い求めている。そのためにパンのサイズを大きくしたいが、グラム単位での販売が難しい」と説明する。「将来的には取り扱いをプレーンのパンだけにしたい」とも。

 営業時間は12時~18時。金曜・土曜・日曜営業。

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