町田市役所で現在、昭和薬科大学(町田市東玉川学園3)の取り組みを紹介する展示が行われている。
同大学は今年で創立90周年、町田キャンパスに移転して30周年を迎える。薬品などの危険物を扱うため、一般市民の入校は年6回開かれる薬用植物園の薬草教室などに限られていた。
今回の展示は、大学の取り組みを知ってもらうことが目的で、昨年12月に市と締結した「健康的に暮らし続けられる持続可能なまちの実現」に向けたまちづくりの推進協定に基づくもの。
会場には大学の研究成果、団地や小学校へのアウトリーチや地域活動を紹介するパネル、ミニ薬草園、薬学研究者の体験スペースなどを設置。身近な薬学情報を分かりやすく市民に伝える。
同大理事の渡部一宏教授は「これまで地域とのつながりが少なかった。今回の取り組みをきっかけに次の展開につなげていければ」と期待を寄せる。
開催時間は8時30分~17時。観覧無料。1月31日まで。