飲食店の経営などを手掛けるイタリアントマト(品川区)は7月1日、同社の新業態「カッフェ イタリアン・トマト 町田東急ツインズ店」(町田市原町田6、TEL 042-710-3866)をオープンした。
レストラン(イタリアントマト)のアイドルタイムを生かすカフェ業態として誕生し、2004年、町田東急ツインズ1階にオープンしたセルフカフェ「イタリアントマト カフェジュニア(以下、カフェジュニア)」からの業態変更で都内初出店。「日常生活に“美”と“機能”を取り入れ、遊び心を忘れない」をコンセプトに据える。
業態変更について、同社役員の飯沼浩さんは「ジュニアからの卒業」と説明する。「来店頻度の増加に対応する『期間限定』の飽きさせないメニュー、居心地の良さや質の高い接客など総合力の向上を図った」。
インテリアはイタリアンモダンをキーワードに、モノトーンを基調にビビットな色調を織り交ぜる。座席間隔にゆとりを持たせ、グループや家族で利用しやすいL字型のソファを初導入した。街なかの喫煙スペースの減少に対応するため、加熱式タバコ専用喫煙室を設ける。席数は98席。一部の席に電源を備え、Free Wi-Fiを提供する。
メニューは、レインフォレスト・アライアンス認証農園産コーヒー豆を使用するブレンド・コーヒーSサイズ(260円)、モッツァレラチーズのトマトクリームソース(690円)、イチゴのショートケーキ(690円)のほか、フローズンスイーツの「みかんのグラニータ」(500円)、「カフェアフォガード」(490円)といった期間限定メニューを取り揃える。
「コロナ禍で、居住地の近くで消費する人が増え、マーケットが変化している。町田のような郊外型モデルの開発に力を入れていきたい。これまでは40~50歳代の来店客が多かったが、若い人の来店が増えると想定している」と飯沼さん。都内14店舗あるカフェジュニアは順次、カッフェイタリアン・トマトに転換するという。
営業時間は8時~22時。