少子化や学校施設の老朽化に対応するため町田市は現在、小中学校を統廃合して建て替える検討をしている。
町田市教育委員会が5月に策定した「町田市新たな学校づくり推進計画」によると、2040年頃までに小学校を42校から26 校に、中学校は20校から15 校にそれぞれ減らす。新校舎には、協働的な学習ができる教室、児童・生徒の放課後の居場所、スポーツや生涯学習などの市民活動の場、防災拠点などを併せて整備することを掲げる。
推進計画に基づく小学校の統廃合は本年度、本町田地区・南成瀬地区・鶴川地区で初めての検討に着手する。本町田地区の新校舎は「本町田東」で、本町田と町田第三を吸収。南成瀬地区の新校舎は「南第二」で南成瀬を吸収。鶴川地区は「鶴川第二」「鶴川第四」に新校舎をつくり、鶴川第三を分割吸収する。新校舎の使用開始は、本町田地区と南成瀬地区=2028年、鶴川地区=2029年で、その3年前に学校を統合する予定。
他地区の検討は来年度以降、順次実施する。推進計画の説明会は9月より、市内5地区で実施し、動画も配信する予定。統合新設校に関する保護者や地域住民との意見交換会は来年度から実施する。