![花形花器(レッツ工房、1902~03年頃)。ラスター彩の効果で金属のようにきらめいて見える。](https://images.keizai.biz/machida_keizai/headline/1643081019_photo.jpg)
町田市立国際版画美術館の市民展示室で1月25日、「ボヘミアン・グラス ザ・ベスト きらめくチェコガラスの300年」展が始まった。
町田市立博物館が所蔵する132点から年代別に選りすぐった31点を紹介。同博物館は1982年、個人コレクションをもとにした展覧会を開催。翌年、このコレクションを一括購入したことを機にガラス作品の収集をスタート。ボヘミアン・グラスは「質量ともに国内最大級」のコレクションになっている。
同博物館は2019年に閉館。工芸美術館として現在、版画美術館がある芹ヶ谷公園内に建設予定。所蔵するボヘミアン・グラスの版画美術館での一般公開は初めて。
展示は、透明ガラスの18世紀、色付きガラスの19世紀、アールデコやアールヌーボーの影響を受けた20世紀に分け、解説付きで代表的な作品を紹介している。
担当者は「ガラスは陶器と並んで工芸美術館の展示の柱。新たに設置予定の体験工房と併せて、『見る・作る』の流れができる」と話す。
開催時間は平日=10時~17時、土曜・日曜・祝日=10時~17時30分。月曜休館。2月6日まで。入場無料。