町田市は3月1日、自転車を共有するシェアサイクルサービス「HELLO CYCLING」を開始した。
シェアサイクルは、複数の駐輪場(ステーション)から、利用者がどこのステーションでも自転車を借りることができ、返却することができる自転車共有(シェア)のサービス。
市内の回遊性向上による地域活性化、公共交通機関との連携の促進、放置自転車対策、自転車等駐車場整備の軽減などの効果を見込み、市は2019年から社会実験を実施。ステーション設置箇所を増やしながら、需要の見込み、放置自転車の減少、15分以内の利用率の高さなどを確認したという。
利用者は、スマートフォンアプリ「HELLO CYCLING」で予約。利用したいステーションの場所や自転車の有無、電動アシスト付自転車の充電状況などを確認できる。料金は15分ごとに70円、最大12時間まで1,000円。クレジットカード決済、携帯電話のキャリア決済のほか、Pay Payの決済も可能になった。
ステーション設置箇所は、鉄道駅周辺や大規模公園、公共施設など市内44カ所。同サービスのステーションであれば市外(横浜市・八王子市・川崎市は展開中、相模原市は未展開)と相互に行き来できるほか、民間事業者が設置する市内のステーションとも乗り入れができるという。
市担当者は「空いている道路空間の有効活用にもなる。需要を見ながらステーションの設置場所を増やすかどうか検討する」と話す。