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市立博物館で「相模原と月」展 JAXA、最新の探査技術紹介も

令和3年中秋の名月 提供:相模原市立博物館

令和3年中秋の名月 提供:相模原市立博物館

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 相模原市立博物館(相模原市中央区高根3)で現在、JAXA連携企画展「相模原と月 vol.2 ~太陽系惑星の月たち~」が開かれている。

SLIM小型模型

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 昨秋に続く2回目となる今回は、地球唯一の衛星=月だけでなく、地球以外の太陽系惑星である火星圏、木星圏にある月(衛星)にも焦点を当てる。

 会場は3つのテーマで構成。「相模原から見た月」では、市内から撮影した様々な月(衛星)を紹介。月や太陽系惑星の衛星の基本情報や天文現象の仕組みを解説する。

 「相模原と月にまつわる行事」では、十五夜の「月見」や二十三夜講などの「月待」といった月にまつわる行事の資料や写真により、月が古くから市民に愛でられ、信仰の対象であったことを紹介。月にまつわる図書や絵本コーナーも設置する。

 「相模原から月へ」では、本年度打ち上げ予定の小型月着陸実証機「SLIM」や火星衛星探査計画「MMX」を中心に、これまでのミッションの科学成果や最新の探査技術を紹介。衛星の模型や実物機器、探査で得られたデータや映像を展示する。

 関連企画として、天体観測「昼間の月を見よう」=7月23日、講演会「火星衛星探査計画 MMX」=7月31日、親子天文教室「手作り望遠鏡で月を見よう!」=8月11日を予定。

 担当学芸員は「前回展示を発展させた。惑星集合も旬の話題なので、太陽系天体全体を紹介する中で、各惑星の特徴も取り上げている」と話す。

 開催時間は9時30分~17時。月曜休館。観覧無料。8月28日まで。7月1日~7日は七夕イベントも開く。

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